富山のスレート屋根の傷みの判断方法は?
スレート屋根が日本で普及して40年以上経過します。富山でも20年~25年が経過します。寒冷地においては凍害によりスレート屋根の傷みの進行は寒冷地以外の地域の2倍以上早いのです。
経験上スレート屋根は築後10年以内に塗装すること。残念ながら12年~14年ほど経過するとスレート素材の表面から凍害の影響で基材自体の劣化が進みます。爪でほじってボロボロととれるくらいに傷みが進むと、塗装をしても早ければ1年~3年で剥離してくる箇所が出てきます。発見するのに多いケースとして屋根から落ちてくる落雪が滑り落ちる際に塗膜が一緒にはがれ、雪に色がついているケースが多いのです。
また、全面を点検し、スレート材の割れやズレ、抜け落ちが発生しているケースもあります。割れや抜け落ちの場合は直接的に雨漏りに繋がるケースもありますので注意が必要です。その他に雨押えという棟の頂上に設置してある板金材の釘が抜け落ち外れかけているケースもあります。強風でダメージを受けることが多いです。
見た目においては表面の塗膜がはがれて白っぽくなっている場合は劣化が進んでいる状態になります。塗膜が剥がれ落ちて全体に青色や赤色、また黒色のコケやカビが繁殖しているケースもあり見分けがつかない場合もあります。
もちろんコケやカビが発生している場合は常に湿気を帯びている状態ですから屋根のコンディションはかなり悪いものと判断して間違いないでしょう。
そんなことにならないためにも新築後10年でスレート屋根は塗装をすることを目安としたいですね。メーカーによって多少差はありますが築後15年経過している場合は塗装できないケースが多いです。その場合は金属ルーフのカバー工法などを検討する必要があります。イニシャルコストはかかりますが長い目で見るとお得なケースも多いです。
富山の屋根を取りまく環境は地域柄かなり厳しいものがあります。定期的に外装のプロに点検してもらうことをお勧めいたします。
ご自宅の屋根の傷み具合に判断がつかない場合やもっと詳しく説明が必要な方は職人直営の小川塗装までお気軽にご連絡ください。
有限会社小川塗装 小川博司