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平板スレート屋根に対する注意点

2021/07/03 UP

知らないでは済まされない屋根の話

現在自体の性能や材質は様々

1980年代から日本全国に普及し始めた平板スレート屋根。わかりやすくいうと、クボタのコロニアルや、松下電工のフルベストなど様々な商品があるが、総称して平板スレート屋根と言います。
高度経済成長期に戸建住宅が足りずに大量に建てる必要があった。そのために、外壁には窯業系サイディングボードの乾式工法。屋根には野地板にアスファルトシートを敷き、その上に直接スレート屋根を葺くという効率の良い外壁と屋根が生まれた。そして、屋根材には便利で都合のいいアスベストを15%から20%練り込むことにより断熱性と強度を飛躍的に上げることができ、スレート屋根が生まれた。富山は北陸でも関東から少し遅れて普及が広がった。しかし盲点があった。北陸特有の凍害である。寒冷地である北陸では氷点下になることが多く、いわゆる基材の当該による爆裂が起こる。
基材自体が内部から犯されるため、基材自体が脆弱に劣化してしまう。
そのために表面に塗装をしても塗膜ではなく下地からペラペラとめくれあがるのである。私も15年〜20年前には多くの失敗を繰り返し対応に追われた。富山や北陸によるスレート屋根は塗装してはいけないのである。
補足をするとアスベストは人体に強い影響があり現在では使うことが許されない材質だ。しかし、アスベストを15%含有した屋根材はとても強い。実のところはアスベスト含有のスレート屋根は塗装しても剥がれにくく、2000年前後くらいからノンアスベストが進み2004年には全廃されており、ノンアスベストの屋根材はかなり強度が弱い。
富山では寒冷地による屋根の痛みが激しい地域であるが、家の建築時期によって塗装できる屋根と出来ない屋根があるので確認が必要だ。

平板スレート屋根の痛み方

完全に反り上がった屋根材

平板スレートは熱や湿気など様々な要因から反ります。もちろん反りひどいと雨漏りや割れにつながります。

ひび割れがひどい事例

ノンアスベストのスレートは歩いただけでパキパキと割れるくらい脆弱なものもあります。これで家を守れるのだろうか?

無惨にも割れて抜け落ちるスレート屋根

屋根材が大きく割れています

割れて抜け落ちた屋根材は強風の時は凶器として飛んでいきます。飛散した場合は大変危険です。

塗装の無意味さを感じます

ノンアスベストの脆弱な屋根に塗装しても引き続き割れは進みます。塗装工事中にも割りながら施工する感じになりますので無駄な作業をすることになります。

その屋根塗装!本当に必要ですか?

ペンキ屋さんに相談すると、ペンキを塗りたいので、「まだ塗れます!」と言います。工事店に相談すると仕事が欲しいので「塗った方がいい!」と言います。
その後、どんなことになろうと知ったことではないのかもしれません。しかし、施主のの立場からすると、何が正しくてどうすればいいのかが分からない。しかし、相談する相手を間違えると、自身に不利益になることを平気で熱弁を振るう輩が多いことも多いのです。
平板スレート屋根の歴史と、商品知識、施工方法、本当に大丈夫な屋根とヤバい屋根材の区分けがつく人はかなり少ないのが実情です。メーカーも様々にあります。クボタ、松下電工、旭トステム外装、KMEWなどなど。
塗装が不可な場合でしたら、葺き替えもしくは金属ルーフのカバー工法をしなければ全く意味がありません。
大切なのは、ランニングコストで物事を考えて、住宅の維持管理の生涯コストで損をしないことにあります。
より詳しい話を知りたい方は、地元富山で創業50年。経験と実績の豊富な職人直営の有限会社小川塗装にご相談ください。