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久保田鉄工コロニアルとは?

2021/08/24 UP

スレート屋根の塗装時に重要な話

なぜコロニアル塗装にはトラブルが多いのか?

40年〜50年ほど前にスレート屋根が登場しました。当時は、陶器瓦やセメント瓦、トタン屋根などしか無い時代に画期的な商品として登場した平板スレート屋根。化粧スレート屋根とも言います。当時発売されたのは久保田鉄工のいうメーカー。その後はクボタとなり、クボタ松下電工外装、KMEWと会社が変化していきました。高度経済成長時代に大量に住宅を建てる時期にはぴったりの商品となりました。瓦よりは軽く、一枚あたり3.4キロ。重量は1坪あたり68キロほどとなりますが、陶器瓦が1坪あたり140キロほどになりますので半分以下の重量となります。軽量だけではなく、施工性も抜群。瓦に比べてスタイリッシュでメンテナンスも簡単ということで一気に日本全国に普及しました。厳密には東北を除いた本州を中心にということになります。
窯業系の建材の主成分はセメントにパルプにアスベストになります。アスベストが断熱や強度を作るために非常に重要な役目を果たしました。2004年に品格法により国内の窯業系屋根においてはノンアスベストとなりましたが、それまではコロニアルを含め、ほとんどのスレートヤネにアスベストが使われていました。
また、よくある誤解ですが、スレート屋根のことを全てをコロニアルト呼んでいる人がいますが、数あるメーカーの中の久保田鉄工の商品の流れのことをコロニアルと呼びますので誤解のないようにお願いします。松下電工などの商品はカラーベストやフルベストというネーミングで発売されています。

建築後50年のコロニアル

アスベストを含む基材が剥き出しに

2002年〜2004年にかけてアスベストを除いた屋根材に一気に変わりました。2004年が重要な転換点とお考えください。実はノンアスベストになりスレート屋根は驚くほど脆弱になりました。屋根の診断時に上を歩いただけでバキバキ割れるものもあります。とても脆いのです。今日を中心に考えると築年数でいうと17年〜18年位の住宅でしょうか。築年数でいうと20年を肥えている屋根は塗装できるかなう性が高いです。塗装のメンテナンスで屋根を長持ちさせられるということです。しかし、割と新しい住宅は塗装はお勧めしません。考えてみてください。塗り替えや塗装を行う場合には、大人の職人がさまざまな作業を行います。高圧洗浄機から始まり、下塗り→中塗り→上塗り→縁切りやたスペーサーを設置したりと何度も何度も体重をかけて歩き回ります。その際に無数のひび割れを発生させます。クラックとも言いますがメンテナンスのための工事で基材に大打撃を与えます。滑稽な話ですが日本全国で行われ続けています。気をつけなければいけないのは、塗料を塗れるのと長持ちするのは別問題ということです。塗装屋は商売なので塗れると言いますが、ご自宅の屋根にとって有益なものかというと全く別問題です。ノンアスベストのスレート屋根はカバー工法など違うリフォームを検討したほうが良いでしょう。
時々発売当時のコロニアルに遭遇しますが驚きを感じます。もちろん表面の塗膜はとっくに消し飛び、セメントやアスベストが剥き出し。その上にコケやカビがギッシリと繁殖しています。しかし、ひび割れもなければ屋根を未だに守っているのです。これはすごいと思います。
古い建材の方が性能が良いという驚きの結果になります。
屋根のリフォームは現状の痛みや素材の成分などしっかりとした知識のある専門家に相談して方針を決めることがとても重要になります。
ハウスメーカーだからとかリフォーム会社だからとか、1級建築士だからとかは全く関係がありません。屋根や窯業系屋根建材に対しての知識をどれだけ持っているかということが大切です。商売にしている人は自分の売りたい工事を提案してくるので注意が必要です。

コロニアルの働き寸法

大きさを明記しておきます。様々な屋根建材がありますがコロニアルかどうかを判断するには働き寸法を確認します。910mm×182mm
となりますので、横の長さが910mmで縦の短い方が182mmとなります。横の形状はガクンガクンとジグザグの形状をしているのがコロニアルの特徴です。
スレート屋根は100種類くらいありますし、数の多い頃にあるとは言え、あなたの家の屋根材がコロニアルかどうかは診断して調べる必要があります。物によってアスベストの含有率が違うからです。
古いコロニアルは15%から25%含有しています。
含有率が高いということは強度があるので安心ですが、屋根の葺き替えをする際には撤去処分は莫大に膨れ上がるので注意が必要です。アスベストが入っているかどうかで解体撤去費用が全く異なります。このようなことも加味して、カバー工法をするか葺き替えをするかの判断基準となります。

少し新しめのコロニアル

築年数が20年の物件

こちらの写真を見ても分かる通り、コロニアルの流れを汲んだ商品は古いものも新しいものも形状や働き寸法が同じであることが確認できます。高さの部分がちゃんと182mmとなっているのと、ジグザグの形状も同じです。
あとは施工した屋根職人の熟練度で施工の品質の問題があります。
例えば、軒先やケラバの役物、雨押さえという棟板金の施工が適切かどうかという問題があります。

まずは屋根工事を検討される場合には外壁や屋根の工事の専門家に相談されることが大切です。工事店に丸投げをするハウスメーカーのリフォーム部門の営業マンにその様な知識がある方は稀であろうと思います。屋根材を調べられることや素材や材質の劣化具合の診断ができることが最低条件となります。

くれぐれも安易に塗装をしないように気をつけてもらいたいものです。

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代表小川