シート防水からの雨漏り
2017/03/03 UP
先日施工させていただいた現場で鉄筋コンクリートの壁の塗装が膨れてくるというケースがありました。単層弾性などの塗料は外部からの防水には優れていますが内部からの水は排出できずに大きく膨れて来ます。膨れの出た部分はカットして下地の模様もその他の部分に合わせてパターンつけします。そうしないと表面の柄目が変わってしまい見た目が悪くなりますので注意が必要です。今回のケースは微弾性フィーラーをマスチックローラーで塗装することによってさざなみ模様をつけてから上塗りを行います。上塗り材はスズカファインの水性シリコンユニを使用しました。水性シリコンでありながら高耐候をうたうコストパフォーマンスの高い塗料です。
今回の雨漏りの原因を探すためサッシ周りや壁面のジョイントなどを点検しましたが問題なし。
屋上の壁に取り付けられているタラップから上がってみると原因が判明。屋上防水は既に改修済みとのことでしたが塩ビシートの防水工事がしてありましたが端末部に切れが何箇所も見つかりました。平場以外の笠置や端末部は引っ張られると切れやすい。
しばらく水抜きをして水が止まることを確認してから壁の上塗りをかける予定です。
鉄筋コンクリート造の雨漏りは見つけることが難しいので定期的なプロによるメンテナンスが必要です。アパートやマンションなどの大規模物件の外装リフォームや塗り替え、また、屋上防水工事も地元富山の外壁の専門家が運営する小川塗装にお任せください。
雨漏り調査も行いますのでお気軽にご相談ください。